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普通肌とその他の肌質との決定的な違いとは?おすすめスキンケアをご紹介!

肌がカサカサもテカテカもしておらず、もちもちしていてちょうど良い艶のあるお肌を普通肌とかノーマルスキンと呼びます。

乾燥肌や脂性肌、そして混合肌と普通肌との決定的な違いとは何でしょうか?
また、普通肌は何に気を付けてスキンケアを行えば良いのでしょうか?おすすめスキンケアをご紹介します。

普通肌とその他肌質のとの決定的な違い

普通肌とその他の乾燥肌・脂性肌・混合肌との決定的な違いはなんでしょうか?

それは、ズバリ『お肌そのものに潤いがあるかないかの違い』です。
そして、普通肌はお肌のバリア機能がちゃんと機能しています。

まず、お肌の構造や層ごとの役割などは下記ページを参考にしてください。

お肌の基礎知識について

要するに、お肌で重要なのは角質層の潤いです。

角質層が潤った状態であるためには、単に水分があるだけでなく、1gで6Lもの水を抱え込むことができるといわれているヒアルロン酸をはじめ、アミノ酸やミネラル、PCAなどの天然保湿因子や細胞間脂質を代表するセラミドなどが必要となります。

普通肌の場合はお肌の角質層に天然保湿因子や細胞間脂質が十分存在し、正常な状態であるため、潤いを保つことができます。

一方で乾燥肌や脂性肌(特にインナードライ肌)や混合肌はお肌の角質層に本来あるべき天然保湿因子や細胞間脂質が少ない、もしくはほぼ失われている状態なので潤いを与えても保持できずにカサカサに乾燥してしまいます。カサカサを防ごうと皮膚が応急処置として皮脂分泌を増やしそれ以上の潤いが失われるを阻止している状態が脂性肌です。

お肌の角質層の潤いが不十分だと皮脂の分泌量も安定せず、乾燥状態やオイリー状態を繰り返しがちとなりますので、角質層の潤いこそが普通肌とその他の肌質を決定づける差と言えます。

普通肌に必要なスキンケアとは?

普通肌は基本的にお肌のバリア機能が正常な状態です。

そのため、ちょっとやそっとじゃ肌トラブルは起こりません。

普通肌のスキンケアで最も注視したいのは、お肌のバリア機能を維持することです。

お肌のバリア機能というのは角質層に潤いが十分満たされ、保たれた状態であり、さらに皮膚表面には皮脂膜がある状態です。

角質層の潤いと皮脂膜を守り続けていくことが大事であり、これが崩れてしまうと乾燥肌や脂性肌・混合肌へと肌質が変わってしまう可能性があります。

多すぎず少なすぎずの皮脂膜の分泌量を保つためにはお肌の角質層自体がしっかりと正常に潤っている必要がありますので、角質層の潤いを保ち、逃さない様なスキンケアが必要となります。

角質層の潤いを保つために必要なスキンケアを洗浄と保湿のそれぞれでご紹介します。

潤いを逃さない為の洗浄スキンケアとは?

洗顔などの洗浄剤には界面活性剤という洗浄成分が含まれています。

どうして界面活性剤が配合されているかというと、皮脂汚れは本来油なので水やお湯だけでは落としきることが難しく、水と油どちらにも混ざり合う性質を持つ界面活性剤を利用して皮脂汚れを落とす為に配合されています。

ただし、界面活性剤は皮脂だけをピンポイントで落としてくれれば良いのですが、洗浄力が強すぎたり、タンパク変性作用が強いと皮膚表面の角質層を傷めつけて角質層の中にある天然保湿因子や細胞間脂質のセラミドまで流されてしまいます。

水仕事が多いと手があかぎれを起こしひび割れたりカサカサになったりしますが、これは洗剤に含まれる界面活性剤によるものです。

冬は夏よりも手荒れを起こしやすいのは冬は冷水ではなくお湯で食器洗いなどを行いますが、お湯は水よりも油を落とす力が強くなるため、お湯と洗剤のW効果で手荒れを起こしやすくなります。

というわけなので、角質層の潤いを逃さないように洗浄するには洗浄力が控えめな洗顔などを選ぶことが大切です。

洗浄力控えめな洗顔などの見分け方としては、界面活性剤の種類を確認する方法が一番です。

ラウリル硫酸Naやオレフィン(C14-16)スルホン酸Naは洗浄力もたんぱく変性作用も強いのでおすすめできません。

おすすめはラウラミドプロピルベタインのようなベタイン系洗浄成分やラウロイルアスパラギン酸Naのようなアミノ酸系洗浄成分、デシルグルコシドやアルキルグルコシドのようなグルコシド系の洗浄成分がおすすめです。

もっと上質なものとなるとシルクベースやコラーゲンベースの最上級の洗浄成分もあります。

洗顔などの洗浄料の保湿成分も大事ですが、そもそも潤いを逃がさないようにすることが最優先です。

保湿成分は保水力の高い成分がおすすめです。ヒアルロン酸やプロテオグリカン、リピジュア、アミノ酸、セラミドなどです。

敏感肌や乾燥肌のスキンケアではないので必須とは言いませんが、お肌をいたわり続けるためにはお肌への負担も出来る限り減らすべきなので、低刺激な洗浄料を選ぶとより良いでしょう。

刺激成分がどれだけ入っていないかは無添加と書かれている部分の対象となる成分を確認することでわかります。
より多くの刺激成分が無添加のものを選んでおくと間違いありません。

普通肌の保湿スキンケア化粧品の選び方

普通肌はお肌のバリア機能がちゃんと機能していますので、「潤い」「保水成分」「油分」のバランスの取れた状態です。

そのため、同じ様に潤いや保水成分、油分をバランス良く補えるようなスキンケアがおすすめです。

これら3つのバランスが最も良いのは基礎化粧品の中では乳液です。

一般的に水分と油分のバランスの違いで基礎化粧品は別れています。

水分が多い順だと

化粧水>乳液や保湿ゲル(ジェル)>クリーム>オイル

です。美容液は水分よりか油分よりかのばらつきが大きいです。

逆に油分の多い順だと

オイル>クリーム>乳液>化粧水

となります。

保湿ゲル又はジェルというのは本来水と油を混ぜて化粧品を作る際に必要な界面活性剤を使わずに化粧品作りを行うために作りだされたものなので、純粋な保湿ゲルの場合は油分が入っていないことがあり、代わりにゲル化成分が配合されています。

ゲルクリームの場合はゲルだけど油分も界面活性剤も使われていたりします。

普通肌の場合は潤いに偏り過ぎるとか油分に偏り過ぎるといったことがないようにバランスのとれた保湿ケアを心掛けましょう。

また保湿化粧品の場合は洗浄化粧品のようにお肌の潤いまで奪うといったことはありませんが、洗い流さずに使用する分、配合成分によるお肌への負担は大きくなりがちです。

お肌への負担を減らす為に保湿化粧品の場合も旧表示指定成分などのお肌への負担が大きい成分が無添加となっているものを選ぶことをおすすめします。

基本的には普通肌=健やか肌と言っても良いくらいなので、現状維持を目指したスキンケアが適切ですが、よりお肌にハリやツヤを与えたいとか、ワンランク上の美肌を目指していく場合には美容成分が配合された美容液などを使ってケアすると良いでしょう。

ただし、美容成分がたっぷり配合されていても、同じくらい刺激成分が配合されているような美容液の場合は美肌どころか肌トラブルにつながる場合もありますので、成分を確認して低刺激処方で作られているものを選びましょう。

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