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混合肌が意外に多い!どうして部位で肌質が異なるのか?特徴やケアについて

お肌がカサカサ状態の乾燥肌や肌がテカテカの脂性肌は有名ですが、実際のところ、どちらかに分かれるというよりは、口周りは乾燥しているけど、おでこや鼻はテカテカしているといった、顔の中でも乾燥部分と脂性部分が混在しているような状態の混合肌であることが多いです。

どうして混合肌になりやすいのか?理由や特徴、そしてケア方法についてみていきます。

混合肌が多い理由

乾燥肌と脂性肌どちらも当てはまる混合肌はなぜ多いのでしょうか?

理由は乾燥肌と脂性肌の関係性と体の部位ごとの皮脂量の差を考えるとわかります。

乾燥肌と脂性肌の特徴などについては下記を参考にしてください。

乾燥肌について
脂性肌について

上記の記事を読んでいただくとお分かり頂けると思いますが、乾燥肌と脂性肌というのは共通部分が多いです。

簡単にいうと、乾燥肌というのはお肌の水分も失われていて、さらに皮脂の分泌も少なくカサカサしている状態であり、脂性肌というのはインナードライ肌という言葉があるように皮膚表面は皮脂によってテカテカしてさも保湿されているように見えますが、肌自体はカサカサに乾燥しているケースが多いのです。

つまり、乾燥肌と脂性肌は真逆なわけでなく、非常に近い存在と言えます。

お肌というのは一度失われた角質層の潤い保持成分であるセラミドや天然保湿因子を元通りにするにはターンオーバーの都合上、日数を要しますが、皮脂であれば数時間で作ることができます。

お肌は潤いが失われるのが最も危険なことだと本能的に知っているので、危機回避のために皮脂分泌を促し、なんとかその場をしのごうとします。

そして、顔といっても皮脂分泌の多い箇所と少ない箇所が存在しています。

おでこから眉にかけてと、鼻などのTゾーンは皮脂分泌が多い箇所です。

そのため、基本的に乾燥肌の方であったとしても、インナードライ肌のような原理と皮脂量の多いTゾーンという組み合わせによって頬や口周りはカサカサ、おでこと鼻はテカテカといったことが起こり得ます。

ですが、混合肌自体は珍しいわけでもなく、顔だけに当てはまるものでもありません。

身体全体においても皮脂分泌が多い箇所と少ない箇所があり、腕はカサカサだけど、背中はテカテカといったこともあります。

混合肌になる原因とは?

原因は乾燥肌や脂性肌と同じようなことが挙げられます。

混合肌になる際のベースは乾燥肌です。

乾燥しているけど、皮脂分泌が多い箇所は脂性肌状態になるというように考えると、原因は乾燥肌になる原因と酷似します。

間違った洗浄スキンケアをしている

肌の乾燥につながる最も多い間違いが洗顔やボディソープなど洗浄スキンケアのやり方と選び方です。

やり方の間違いとしては、洗う回数です。1日に何度も洗顔料などの洗浄剤を使って洗っているとお肌自体の潤いまでも失われ、乾燥しやすくなります。1日に1回の使用がおすすめです。

どうしても肌の皮脂などが気になる場合はぬるま湯などで洗い流す程度にしましょう。

また、洗顔やボディソープを使った洗い方が間違っているパターンもあります。

洗顔する際にゴシゴシと手で擦ったり、身体をボディソープで洗う際にタオルでゴシゴシしたりするのはお肌の表面を傷つけ乾燥肌の原因となります。

洗顔の際には泡で洗うようにし、身体を洗う際はタオルなどを使わずに泡を手に取って、手で洗うのがおすすめです。

季節の変わり目など外気の乾燥

特に夏から秋にかけてと、冬の期間というのは空気が乾燥します。

潤いというのは乾燥しているものに引っ張られますので、空気が乾燥すると肌が乾燥しやすくなります。

洗濯を室内干しする際もそのまま干すより、干した洗濯物の下に丸めた新聞紙などを置いておくと渇きが早いのも乾燥した新聞紙が衣類の水分を吸い取るからです。

それと同じようなことが乾燥の季節には起こりやすくなります。

皮脂が正常に分泌されていれば、皮脂膜が壁となり肌の潤いが奪われにくくなりますが、入浴後など皮脂が洗い流された後に何もせずにいると肌の潤いを空気に持っていかれてしまいます。

なので、乾燥の季節は入浴後、タオルドライを行った後、すぐに保湿ケアを行うことが大切です。

何もケアせずにいる日々が続くと粉吹き状態になるまで乾燥肌が悪化し、入浴後に肌がヒリヒリするようなことにもなりかねません。

紫外線対策をしていない

紫外線といえば夏の日差しを思い浮かべる人も多いと思いますが、紫外線は夏だけ降り注いでいるわけではありません。

むしろ年中紫外線は降り注いでいます。

紫外線に含まれるUVB波は日焼けの原因ですが、日焼けというのは赤くなり、熱を帯び、ヒリヒリすることからもわかるように火傷です。

つまり、お肌が焼かれているので潤いも奪われやすくなります。
特に夏に海などで紫外線を浴び続け、室内は冷房ガンガンという環境で過ごすと乾燥肌になりがちです。

生活習慣の乱れ

お肌のケアとなると身体の外側のものには目を向けますが、身体の内側のケアまで目を向けれる人は稀です。

ですが、正直なところ、身体の内側と外側のケアのどちらがお肌への影響が大きいかというと内側のケアの方が影響が大きいです。

スキンケアどうこうはお肌がちゃんとした状態であること前提でのお話しです。

そもそも体内で作られ表面に代謝によって押し上げられてきたお肌の状態がすでにセラミドや天然保湿因子不足ならスキンケアするしない以前の問題なのです。

もちろん生まれつきお肌のセラミドが少ないといったケースもありますが、多くの場合は食生活の乱れや睡眠不足、ストレス、ホルモンバランスの乱れによってそのような状態となっています。

1日に推奨されている栄養をバランス良く十分に摂取するよう心掛け、睡眠の質を見直し、ストレス発散を心掛けるといった身体の内側にも目を向けましょう。

混合肌にはどのようなスキンケアが必要?

混合肌に必要なスキンケアを洗浄と保湿の2つの視点でご紹介します。

洗うスキンケアのポイント

洗顔料やボディソープなどの洗浄化粧品を選ぶ際のポイントは3つあります。

①低刺激で適度な洗浄力の洗浄成分であること
②肌への刺激の強い成分が無添加であること
③お肌にやさしい保湿成分であること

洗顔や体を洗う際の洗浄力というのは洗顔料やボディソープの洗浄成分次第です。

主に「石鹸」と「合成界面活性剤」が使われています。

石鹸は生分解性に優れ、肌にも優しい洗浄剤ですが洗浄力は高めで、弱アルカリ性の性質となっています。
合成界面活性剤は刺激が強く洗浄力が高いものから、低刺激で洗浄力も控えめなものまで様々で弱酸性のものや弱アルカリ性など色々あります。

お肌の乾燥を避けるためには硫酸系界面活性剤といわれるラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naといった成分やオレフィン(C14-16)スルホン酸Naといった洗浄力も刺激も強めの成分を避けることです。

代わりにコカミドプロピルベタインのようなベタイン系、もしくはココイルアラニンTEAのようなアミノ酸系、デシルグルコシドのようなグルコシド系の洗浄成分で作られているものを選びましょう。

お肌への刺激となる成分というのは
主に以下の通りです。

合成香料・合成着色料・鉱物油・エデト酸塩・安息香酸塩・パラベン・エタノール・硫酸系界面活性剤・TEA・DEA・PG

上記は無添加の対象商品としてよく挙げられる成分です。

エデト酸塩や安息香酸塩、パラベン、硫酸系界面活性剤、TEA、DEA、PGは旧表示指定成分なので、旧表示指定成分が無添加のものを選べばこれらを含む102種類のアレルギーなど皮膚トラブルを起こす可能性のある成分を避けることができます。

保湿成分にも色々ありますが、お肌に馴染みが良いのはお肌にも存在しているセラミドやヒアルロン酸といった保湿成分です。

保湿スキンケアのポイント

保湿スキンケアにおいては保湿の種類に注目して選ぶのがおすすめです。

保湿には「潤い」「保水」「油分」の3種類があります。

乾燥肌においてもっとも補うべきは「潤い」と「保水」です。

潤いだけでは砂漠のようなカサカサ肌の場合瞬間的に潤っても潤いを保つことができず、すぐに元の乾燥状態に戻ります。潤いをしっかりとお肌に留まらせるために保水成分が必要です。

保水成分としては

セラミド・ヒアルロン酸・アミノ酸・PCA・ミネラル・乳酸・尿素・リピジュアなどがあります。

なるべくならお肌の細胞間脂質を構成するセラミドや天然保湿因子成分のヒアルロン酸やアミノ酸といった保水成分の方がお肌に合いやすくおすすめです。

また、乾燥肌はお肌のバリア機能が失われているため、刺激に敏感になっていることが多く、刺激をできる限り与えないように、洗浄化粧品の選び方でもお伝えした刺激の強い成分が無添加となっている化粧品を選びましょう。

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