洗顔で敏感肌・肌荒れ・ニキビ等のお悩み対策【洗顔美人.com】 > 洗顔の基礎知識 > もちもち弾力泡vsゆるい泡!洗顔でおすすめは?違いについて

もちもち弾力泡vsゆるい泡!洗顔でおすすめは?違いについて

洗顔といえば、顔全体が泡で覆うくらいの大量のもちもち弾力泡で洗うのが良いと思っている方が多いと思います。

大手化粧品メーカーの洗顔料のCMを見れば一目瞭然ですね。
もちもち泡に惹かれる人が多いからこそ、CMでもっちり泡を使って宣伝しているわけです。

一方で柔らかくゆるい泡の洗顔料もあります。
普段からもっちり弾力泡タイプの洗顔料を使っている方だとゆるい泡の洗顔料は物足りなく感じてしまう傾向があります。

では、モチモチ弾力泡が本当に洗顔料として優れていて、やわらかゆる泡の洗顔料は洗顔料として劣っているのでしょうか?

泡の濃密さを決める要素とは?

モチモチ弾力泡と柔らかゆる泡という違いを生み出す原因は何でしょうか?

違いを生み出す原因は2つあります。

それは「洗浄成分の種類」「洗浄成分の濃度」です。

洗浄成分の種類による泡立ちの違い

洗顔料は石鹸や合成界面活性剤といった洗浄成分が使われています。

合成界面活性剤には種類がたくさんあり、泡立ちが良い成分もあれば、泡立ちが良くない成分もあったり、泡立ちをサポートする成分もあったりします。

例えば、市販の大手メーカーがよく使用しているラウレス硫酸Naは泡立ちが非常に良い成分です。反対にココイル加水分解コラーゲンNaという洗浄成分は泡立ちがあまりよくありません。そしてコカミドDEAのような洗浄補助として泡立ちをよくするために使われる成分もあります。

同じ洗浄成分でも濃度で泡立ちは異なる

簡単な話、食器洗い洗剤も水を付けすぎると薄まってしまって泡立ちが悪くなりますよね。

それと同じで同じ洗浄成分を使っていたとしても、配合率などによって泡立ちは異なります。

ちなみに、泡で出てくるポンプタイプの洗顔料は弾力性などがない柔らかい泡となります。
理由は簡単で、ポンプを押したら泡で出てくるタイプの洗顔料の中に入っている液体は薄めに作られているからです。

どうしてポンプを押したら泡で出てくるのかというと、中では液体で入っていますが、ポンプを押した際に管を通って液体が出てくるわけですが、その管の途中に網が設置されていて、その網を通過する際に泡となるという仕組みです。

なので、あまりに液体の粘度が高い(固い)と網を通過する際に網を通過できなくなってしまいます。
網が耐えられる範囲の粘度に作る必要があり、そうなると水で薄める必要があります。

エアゾールタイプのスプレー缶も泡で出てきますが、その場合はガスによって噴射し、ポンプ式とは仕組みが異なるため、濃密泡を作り出すことができます。

泡立ちと洗浄力の関係とは?

泡立ちが良いと洗浄力が高くしっかりと肌の汚れを落としてくれそうなイメージですが、実際は泡立ちと洗浄力は比例しません。

同じ洗浄成分を使っている場合は泡立ちが良い方が洗浄力が高くなる場合がありますが、全然泡立たないのに洗浄力は高いこともあります。

洗顔料でも泡立たない洗顔料もありますよね。
現在のプロアクティブなんかは泡立たない洗顔料ですね。

あと、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、洗濯洗剤などでミネラル洗剤があったりします。

ちなみにミネラル洗剤はほとんど泡立ちません。
ミネラル洗剤で汚れを落とせる理屈は酸性の汚れである皮脂汚れをミネラルの強アルカリ性質で反応させて落とすという仕組みによるものです。

石鹸もpHがなかなか高めのアルカリに近い弱アルカリであるため、高い洗浄力があります。
石鹸は酸性環境下では洗浄力がなくなってしまいます。

つまり、仮に全く泡たたず、液体状態であっても洗浄力があり、汚れを落とすことはできる洗浄料というのはあるというわけです。

泡は必要ない?泡の意味とは?

泡立たなくても洗浄力があり、汚れを落とすことができるのであれば、泡なんて必要ないと思いますよね。

では泡の意味って何なの?となりますが、泡の意味は2つあります。

それは「癒しの効果」「物理的刺激の緩和」です。

泡風呂がいい例だと思うのですが、泡って肌に触れることで癒しの効果があります。
細かい泡がはじけるためにお肌を心地よく刺激してくれるので、気持ちよさを感じます。

もう一つの物理的刺激の緩和というのは、要するにクッションの役目を果たすということです。

手の平や指の腹で直接こすって洗顔をするというのは摩擦による刺激がお肌に加わります。

たっぷりの泡があることで手に頼らなくても泡が汚れに付着し洗い流すことができ肌に優しいです。

結論!弾力泡VS柔らか泡

泡があればあるほど洗浄力が高くなるというわけではありませんが、泡は癒し効果やクッションの役割を果たしてくれるため、洗顔には泡がある方がお肌への負担をかけにくくなります。

では泡のタイプが弾力タイプか柔らかタイプのどちらが良いのかというと、正直どちらでもしっかりと肌の汚れに触れてくれれば問題ありません。

どちらかというと弾力泡の方が手でマッサージのような感じで洗顔する際に泡が潰れにくく、手による摩擦を肌に与えにくくはなるかと思います。あとは、なんとなく弾力泡の方が肌につけた際に気持ちよさを感じやすいといった点でしょうか。

ですが、柔らかい泡といっても十分な量を使って洗えば肌をこすらずに洗顔することができるので、特に問題ではありません。

使用感的に好みで決めれば良いと思います。
ただし、弾力泡でないときちんと肌の汚れを落とせないと思って柔らか泡に不満を持っている場合は特に柔らか泡だからといって洗浄力に影響を与えないということは知っておいた方が良いと思います。

Pocket
LINEで送る

あわせて読みたい記事

あなたにおすすめの
洗顔をチェック

お肌のタイプ
形状
その他の条件