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洗顔料選びで最低限おさえておきたい基礎知識とは?

洗顔は顔のお肌をツルツルしっとりの美しい状態に保つのに欠かせません。

基本的にお肌にとって必要なケアは2つあります。

それは「お肌をキレイに保つこと」そして「お肌を乾燥させないこと」です。

洗顔の役割としてはお肌をキレイに保つことに役立つわけですが、お肌を乾燥させないことにもちょっぴり関係しています。

ここでは洗顔時に使用する洗顔料を選ぶ際に最低限おさえておきたい基礎知識をご紹介します。

洗顔料の形状の種類について

まず洗顔料には色々な形状のものがあります。
それぞれの種類とその特性を知ることでより自身の目的に合った洗顔料選びに役立ちます。

粉末タイプ(パウダータイプ)

あまり洗顔料のタイプとしては多くありませんが、粉末タイプの洗顔料があります。

メリットとしては水が含まれない分、水を腐らせないために配合される防腐剤などを使用せずに作ることができ、成分次第ではお肌にとって低刺激な洗顔料を作ることができます。

ただし、使う際にはパウダーを水に濡らして泡立ててといった具合に手間が掛かりますし、最初にお伝えしたようにパウダータイプ自体があまり多くないので選択肢があまりありません。

液体タイプ(リキッドタイプ)

最も多い形状がこのタイプではないでしょうか?洗顔フォームといわれたりもします。

液体タイプの洗顔料といってもジェルタイプやクリームタイプ、スクラブ入りなど様々です。
ジェルタイプは水分多めでクリームタイプは油分が多くなっています。

スクラブは清涼感を出すために配合されていてメンズ向け洗顔料に多くなっています。

水と混ぜて泡立てる必要があります。泡立てネットなどを使って十分に泡立ててから使います。

固形タイプ

固形タイプも洗顔料としてはかなり多い形状となります。

多くは石鹸ですが、石鹸といっても石鹸成分以外何も含まない純石鹸もあれば、石鹸以外の成分を配合して作られたものなど様々です。

液体タイプよりも泡立てるのが手間です。通販番組などで見たことがある人も多いと思いますが、成分などによってはもっこりとしたモチモチの泡が作りやすかったりもします。

泡タイプ

泡タイプはポンプを押すだけで泡で出てくるので使いやすさ抜群です。
ただし、泡タイプは泡立ちネットなどを使ってもそれ以上泡立ちが良くならなかったりするので、モチモチの泡などは作りにくいです。

ちょっと柔らかめの泡であることが多いです。

洗顔料自体の種類について

洗顔料には形状以外にも洗顔そのものの種類を大きく2種類にわけることができます。

石鹸タイプ

昔ながらの洗浄に使われてきた石鹸そのもの、または石鹸がベースとなり、その他の成分が追加されているものがあります。

石鹸というのは油脂や脂肪酸に水酸化Naや水酸Kを反応させることで作られるものを指し、油脂や脂肪酸から作られるということで天然素材を生かした洗浄剤として昔から安心安全なものとして認知されてきました。

実際には天然由来だから安全なんていう単純な話ではありません。
天然由来や植物由来は安全だという現在の風潮の方が危険な気がします。

石鹸はアルカリ性質で効果を発揮します。
シンプルな成分で作れることがメリットです。
洗浄力は高めで肌には優しいとされています。
生分解性が高いのが特徴です。

ただ、石鹸は硬水では泡立たず、石けんカスができるというデメリットもあります。
日本においては軟水ばかりなので特に問題はありません。

合成界面活性剤タイプ

石鹸以外の洗顔料は合成界面活性剤によって洗浄力を持たされているものがほとんどです。

まれに界面活性剤をすっごく悪者にして石鹸は良いですよ!と石けんをおすすめしている人がいますが、石鹸も界面活性剤の一種です。

合成界面活性剤というのは人の手で作られた界面活性作用を持つ成分のことですが、石鹸との対比で「悪」とされることが多いですが、種類によります。

合成界面活性剤にはたくさんの種類があります。

悪いイメージがそのまま当てはまるような硫酸系界面活性剤というものもありますし、ベタイン系やアミノ酸系のようなお肌に優しい界面活性剤もあります。

そのため、合成界面活性剤をひとまとめで悪とする風潮はどうかと思います。

洗顔料を使った洗い方の基本

洗顔料を使って洗顔をする際にも押さえておきたいポイントがあります。

基本を押さえておかないとせっかく良い洗顔料を使っても効果は半減もしくは、お肌の状態悪化につながりますので、注意しましょう。

①顔をぬるま湯で濡らしておく

洗顔料を使う前に顔を濡らしておく必要がありますが、洗顔自体は汚れを落とすために行うため、汚れが落ちやすいようにぬるめのお湯で濡らして毛穴を開いておきましょう。

冷水だと毛穴が閉まってしまい汚れが落ちにくくなります。

熱すぎるお湯だと顔のお肌に含まれるセラミドや天然保湿といった潤い維持に欠かせない成分が溶け出してしまうため、温度が高いのも良くありません。

また顔を濡らす際には擦らないように気を付けましょう。
摩擦による刺激がお肌を傷つけるため、できる限り擦らないようにします。

洗面器やウォッシュボウルがあると溜めたぬるま湯の中に顔を付けることで擦らずに濡らすことができて便利です。

②洗顔料はしっかり泡立てる

パウダータイプや液体・固体タイプの洗顔料を使う場合にはしっかりと泡立てネットなどを用いて泡立てましょう。

泡立ち方は洗顔料次第で変わってきますが、顔全体を泡で覆うことができるくらい泡立てると良いでしょう。

泡タイプの場合は泡立てる必要はありませんが、ちょっと多めの量をプッシュしておきましょう。

泡タイプでもそうでなくても、泡の量の目安としては、指が直接顔に触れることなく泡だけで洗うことができるくらいの量です。CMなどでモッコモコの泡が作られたりしていますが、あれほど多くは必要ありません。

指で擦らず泡で擦るイメージで洗顔する

例えば、手でゴシゴシと洗顔をしたからといって顔の皮脂汚れは落ちません。

皮脂汚れは油なので洗顔料に含まれる洗浄成分によって落とすことができます。
そのため、しっかりと泡立てた洗顔料をお肌にちゃんと密着させることで洗浄剤の泡が皮脂と混ざり、水で洗い流すことで一緒に落とすことができます。

擦ると垢などは落とすことができますが、そもそも垢というのは勝手に剥がれ落ちていくもので、擦ってまで落とす必要はありません。すでに剥がれる寸前の垢はこすらずとも洗顔することである程度落ちていきます。

きちんと洗い流す

最後はきっちりと洗顔料が肌に残らない様にぬるま湯で洗い流しましょう。

この際もお肌を擦らない様に心掛けます。

あと毛穴を引き締めたい方はぬるま湯でしっかりと洗浄料を洗い流せた後は冷水で顔を洗うことで毛穴を引き締めることができます。

ただし、引き締め効果がずっと続くわけではありませんし、毛穴そのもののサイズが小さくなるわけでもありません。敏感肌の方などの場合は冷水が刺激となることもありますので、無理して行う必要はありません。

洗顔は1日何回?

最後に洗顔の回数についてご紹介します。

基本的に洗顔料を使っての洗顔は1日1回で大丈夫です。

タイミングとしては、入浴時が一般的でしょう。
女性の場合はメイクアップなどで油分を使用していることが多いのでクレンジングと合せてしっかりと洗顔を行いましょう。

そして、朝と入浴時の1日2回洗顔を行う方も多いと思います。

その際に朝は洗顔料なしで洗顔するという方も多いと思いますが、朝洗顔に洗顔料を使った方が良いのかどうかについてはご自身の肌質などによります。

というのも、睡眠中も皮脂や汗は分泌されているわけで、脂性肌の方は朝の時点で顔が皮脂でテカテカという方もいらっしゃいます。

その場合には洗顔料を使ってあげることで溜まった皮脂汚れを落とすことができます。

ですが、洗顔料を使うと皮脂だけでなく少なからずお肌の角質層にある天然保湿因子なども溶け出してしまうため、朝に洗顔料を使って洗顔すると肌の乾燥が気になるという方はぬるま湯だけで洗うと良いでしょう。

洗顔後、顔を拭く際もタオルによるゴシゴシはNGです。

柔らかいタオルを顔に当てるようにして水滴を取ってあげましょう。

洗顔料とお肌の乾燥との関係

冒頭で触れたように洗顔料は基本的にお肌をキレイに清潔にするために使用しますが、お肌の乾燥とも関係しています。

というのも、洗顔料はメーカー・ブランド・シリーズによって様々な種類があり、それぞれ洗浄力や脱脂力が異なるからです。

洗浄力や脱脂力が強い洗浄料を使うと皮脂汚れだけでなくお肌の潤いを保つために必要な成分も溶け出してしまい、お肌が乾燥しやすくなります。

一方でちょうど良い洗浄力・脱脂力の洗顔料を使うことで皮脂汚れはしっかりと落としながらもお肌の潤い保持成分の流出は最小限に抑えることができお肌を乾燥から守ることもできます。

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