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カウブランド 青箱

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日本一愛されている石鹸メーカーのロングセラー石鹸

評価
(3/5)
メーカー
牛乳石鹸共進社株式会社
ブランド
カウブランド
公式サイト
https://www.cow-soap.co.jp/
・ミルク成分配合
・さっぱりした洗い上がり
・何より安い

1909年に創業し、すでに100年以上の歴史を持つ牛乳石鹸。

そんな牛乳石鹸の中でも90年以上の歴史を持つのがカウブランドの赤箱です。

カウブランドと言えば、赤箱と青箱ですが、牛乳石鹸ならではのこだわりとして「釜だき製法」があります。全てを機械化するのではなく、大切な工程は人の手によって行い、手間ひまをかけて作られています。

赤箱と青箱何が違うかご存じでしょうか?

実は赤箱は90年以上の歴史を持ちますが、青箱は69年の歴史だそうです。

赤箱の方が先に作られていたのですね。

赤箱と青箱の違いは箱にも書かれているのですが、赤箱は「しっとり」、青箱は「さっぱり」とした洗い上がりとなっています。

他にも赤箱はスクワランが配合されていて、香りはローズ系、青箱はジャスミン系の香りとなっています。

1箱100円未満という超低価格なので、昔からたくさんの人々に愛されてきた石鹸で、日本で一番有名な石鹸とも言えます。

牛乳石鹸からはバウンシアや無添加フェイスケアといったブランドも販売されています。

ここではカウブランドのさっぱりタイプである青箱について特徴や成分解析からわかることをご紹介したいと思います。

ちなみに、カウブランド 青箱ですが、公式サイトを見ても特に洗顔料だとか、ボディソープだかとかの記載はありません。

お肌であれば、どこでも使ってくださいということでしょうか??

ミルク成分がお肌に潤いを!

カウブランド青箱は石鹸成分だけの純石鹸ではありません。

何となく、成分見るまでは純石鹸だと思い込んでいましたが、よくよく考えるとイイ香りもしていたし、合成香料が配合されているのでその時点で純石鹸ではありませんでしたね。

ミルク成分というのは牛乳由来の乳脂のことで、要するに牛乳に含まれる脂肪分のことです。

脂なので保湿効果があります。お肌の保護というわけです。
乳脂を使うのは牛乳石鹸という社名からぶれず、老舗メーカーらしいですね。

純粋に石鹸成分だけで作られた石鹸を純石鹸と呼びますが、純石鹸の場合の保湿力は原料となる油脂によって変わってきます。

使用する油脂によって石鹸の特徴も変わってくるわけですが、製法などによって同じ油脂を使用しても多少の差はあれど、保湿力が同じ油脂からで2倍も3倍も違いが出るなんてことはまずありません。

純石鹸では保湿力を高めるにも限度がありますので、保湿力を高めるために保湿成分を追加していく必要があります。

カウブランド青箱は乳脂を追加しているというわけです。

良い香りは石鹸そのものの香りではない

カウブランド青箱はジャスミン系の香りがしますが、もちろん石鹸からそのような香りが元々するわけありませんので、合成香料を追加して良い香りを作っています。

石鹸の香りというのがありますよね。
消臭剤などにも使われる石鹸の香りですが、これも石鹸そのものの香りではありません。

皆さんが石鹸の香りだと思っている香りも合成香料によって作られた匂いなのです。

まー石鹸の作り方を知れば、当然と言えば、当然ですよね。
油に水酸化Naや水酸化Kを混ぜたところで良い香りしそうにないですしね。

ちなみに成分を確認すると石ケン素地と記載がありますが、これは固形石鹸を意味します。
固形石鹸は油脂や脂肪酸に水酸化Naを反応させて作られます。

水酸化Kと反応させた場合は液体石鹸になるわけですが、その際の成分名はカリ石ケン素地になります。

成分解析

では、カウブランド青箱の全成分を見てみましょう。

石ケン素地は固形石鹸を表しています。

香料はジャスミン系の香りを生み出すために配合されています。いわゆる合成香料です。

乳脂(牛乳)は牛乳由来の脂肪分で保湿効果があります。

水は配合されているというよりは、石鹸作りの際に含まれるという感じです。
固形石鹸なのに水あるの?と思うかもしれませんが、石鹸も完全に乾燥はしていないですよね。
なんとなく触った感じしっとりしている感は水分があるからこそ感じれます。

水分がなければ、カサカサ・パサパサ・カチカチ・ボロボロになるはずです。

ステアリン酸は脂肪酸であり、石鹸作りの原料としてもよく使用される成分ですが、この場合は酸化チタンの表面処理剤として使われています。

酸化チタンは紫外線錯乱剤としてUVスキンケアによく使われますが、そもそも顔料であり、より石鹸を白く見せてくれます。

EDTA-4Naはキレート剤で、変質防止剤です。旧表示指定成分でもあります。

カウブランド青箱全体としては、保湿成分など石鹸成分以外の成分が追加されることによってキレート剤などを使用しなくてはならなくなり、純石鹸に比べるとお肌への負担は大きくなるでしょう。

ただ、純石鹸よりは洗った後のお肌のつっぱりや乾燥は保湿成分が配合されている分マシなはずです。

基本的に石鹸なのでボディソープとしても、洗顔石鹸としても使用できます。

ただ、洗顔料としては洗浄力は高めなので、汚れ落ちは良いですが、乾燥を招きやすくもなります。

全成分

石ケン素地、香料、乳脂(牛乳)、水、ステアリン酸、酸化チタン、EDTA-4Na
内容量
85g
価格
80円(税抜)
販売店
ケンコーコム・ロハコ

※掲載時点での情報です。詳細はメーカーホームページでご確認ください。

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